hash spectrum|制作者・矢野さんによる解説

hash spectrum

世界中でどういうハッシュタグが
たくさんつけられているか、というのを
TOP10のランキングにしました。

TOP10のハッシュタグには色を割り当てて、
地球上のどこで、そのハッシュタグが
つぶやかれているかを反映しています。

さらに、経度と緯度のラインで区切った
矩形(=地域)の中で、ハッシュタグの
ランキングを反映しています。



ランキングからもれたものは「others」として
白色で割り振っていますが、白色で表示されている
地域が多いということは、

ハッシュタグの世界TOP10“以外”の話題が
その地域で多くつぶやかれている
ことを
意味しています。

ワールドカップの時期には顕著ですが、
試合をしている国に多く #worldcup という
ハッシュタグがつぶやかれていました。

そういう「世界的流行」みたいなものが
ハッシュタグから見えてこないかな、
というのがこの作品の意図です。

数としてはたくさんつぶやかれている話題も、
世界的には流行していない、というのも
わかりますよね。
ワールドカップやオリンピックなど、
大きなイベントがあるときに見てみると
面白いかもしれません。


村井
例えば、先のアイスランドの噴火のような
世界的な災害ががあった場合は、
その影響が日を追うごとに地域を移動していくので、
ハッシュタグ上でも、それが話題にする地域が
移動していくのが見えるかもしれないですね。

西
それは村井さんの「emotional Earth」にも
言えるかも。
どちらも、時事性を反映する作品と言えるよね。